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August 2013

Saturday, August 17, 2013

OPTIMUS OPTIMILL 分解整備

子曰く、「バラして、なんぼのビンテージ」
キャンプストーブは、決してアンティークの置物ではなくキャンプ場やテン場で実際に使用されるべき装備であるべきという意味なのでしょう。

Optimus_optimill_caseケース表面はかなり傷んでいます。ケースの材はペラペラです。CAMPINGOやCOLEMANの古いもののような厚みを期待すると肩透かしを食らいます。

Optimus_optimill_und_canpingoとりあえず、CAMPINGO前期後期ではさんで見ます。大きさは大して変わりません。

Optimus_optimill_open
錆だらけです。前方へ扉は開きますが、CAMPINGOや22の様にタンクが扉に固定されていません

Optimus_optimill_instruction01スペイン語のインストラクションでしょうか。聞くところによると、アメリカ、カナダ、オーストラリア向けの輸出専用だったようですが、他の国へも輸出されていたのでしょうか?

Optimus_optimill_instruction02
英語のインストラクションは錆だらけです。尤もインストラクションを読まなくても111や22が使えれば使えます。

Optimus_optimill_case_front
この頃のオプティマスは「NO SMOKE」「NO SMELL」を謳い文句にしていたようですが、これはウイッグ式のストーブに対しての文句のようです。南京錠で施錠する金具が壊れています

Optimus_optimill_case_rear
裏は状態が悪いです。

Optimus_optimill_burning_01
燃焼するとの事でしたが、これでは満足出来ません。

Optimus_optimill_pump_nrv_cap
逆止弁のPIPがゴムなので、前のオーナーによって取り替えられたのでしょう。ポンプカップ周りは、かなりタイトな設定です。

Optimus_optimill_pump_nrv_cap02
タンクキャップの「OPTIMUS」の裏は「STOCKHOLM」でした。

Optimus_optimill_burner_tube
バーナーで炙って、フレアナットレンチとスパナでバーナーを分解(19mm)この部分はCAMPINGOと共通です。(ただし、チューブの材は鉄製です)煙が出ているのですが、写真に写りませんでした。

Optimus_optimill_tank01黒い反射板を除くとタンクから圧力弁が突き出しています。CAMPINGOの前期にはタンクキャップに圧力弁が備えられていたので、設計は、CAMPINGOより古いかもしれません。

Optimus_optimill_tomegane

黒い反射板を固定する金属片は、少し細くなっているチューブのカーブから挿入します。

Optimus_optimill_burner_tank_cover
真ん中の2枚目の反射板の内側には黒いフェルト状の断熱材が貼ってありますが、相当古いものにもかかわらず、全く劣化していません。

Optimus_optimill_pressure_valve
先ほどのタンク上の圧力弁です。やはりPIPがゴムになっているので、前のオーナーによって交換された物のようです。

Optimus_optimill_burner_tank02タンクの錆が酷いです。

Optimus_optimill_tank02
前方上面からです。(圧力弁の接続部が見えます。)

Optimus_optimill_tank03

前方下面からです。チューブはタンク真下からT字状に突き出しているだけです。

Optimus_optimill_bunkai
全バラ記念撮影です。

Optimus_optimill_packing
タンクキャップ:18mm( t = 2 ) おそらくオリジナルは、真ん中に穴のないものでしょう

圧力弁PIP:4.5mm( t = 3 )

逆止弁PIP:4.5mm( t = 3 )

Optimus_optimill_nrv_pumpcap

ポンプカップの調子が悪いので、OLD CAMP STOVEからの14.5mmに交換します。
逆止弁も新しいゴムだけのPIPのをPIPホルダーだけを追加して使用しようと考えたが、動きが悪いので結局古いPRIMUSの物と全部交換しました。

Optimus_optimill_tank04

タンクも防錆のために錆を注意深く除去し脱脂後スプレーしました。

Optimus_optimill_bunkai02

部品の洗浄と給油です。

Optimus_optimill_mark
タンク裏のマークです。

Optimus_optimill_handa

箱の蓋が外れていたので、軟ロウ付けで対応しました。

Optimus_optimill_padlock_hole

鍵の保持する金物が欠品だったので、とりあえず作ってみました。(小学生の工作以下の出来なので今度作り直すと思う。)

Optimus_optimill_padlock

せっかくなので、南京錠は、OPTIMUS製です。第一次大戦後、ヨーロッパは非常に治安が悪く、南京錠は良く売れたらしいです。

Optimus_optimill_padlock01

丸型(鍵を回すとカチンと音がして上方向にスライドして開錠する普通のタイプ)

Optimus_optimill_padlock02

四角型(鍵を回すと横に回転して開錠するタイプ 少し今では珍しい)

Optimus_optimill_kansei
とりあえず、完成しました。

Optimus_optimill_tate

裏面です。

Optimus_optimill_burning_03_yoko

オプのローラーバーナーらしく燃焼しました。(OPTIMILLの燃焼画像は、ネットでも、ほとんどないです。)

Optimus_optimill_burning_02_ue
上部からフルパワーで燃焼させます。

Optimus_optimill_in_case

ケースへ収めます。

箱ストという分野では、アメリカ系のCOLEMANやAMERICAN KAMPKOOK や PRENTISS WABERS などでは、もっと古いものがありますが、(COLEMAN NO.1は1923年から製造。他は、もっと古いと思う)ヨーロッパ系のものでこのストーブより古いものは私は見たことがありません。間違いなく箱ストの源流付近にあると思われます。(Primus Nr.76や77のフラットサイレントの最古の物があれば、それかも)もっとも入手できないストーブだが・・・

Tuesday, August 06, 2013

FUHRMEISTER Nr.8 ふーまいすたーぬめろって (たぶん後期)

相当以前、このブログで紹介したときに「ぬめろっぱ」ていったけど間違っていたようです。

Nr.(ぬめー)と8(おってー)で Nr.8(ぬめろってー)が正解のようです。

ノルウェー語を日本語表記することが、そもそも無理があるようですが・・・

Fuhrmeister_nr8_bunkai

高価なストーブも躊躇せずに分解します。

Fuhrmeister_nr8_case

ケース、五徳、遮熱板とハンドルです。
ハンドルは、FUHRMEISTERのネームプレートが欠品です。

Fuhrmeister_nr8_pump
ポンプの分解です。古いオプやプリムスと変わりありません。

Fuhrmeister_nr8_nrv逆止弁も古いオプやプリムスと変わりありません。

Fuhrmeister_nr8_spindle
前期バージョンと違いクリーニングニードル付きです。ピニオン(スピンドルとはいえないと思う)とクリーニングニードルはこのように組み合わさっています。

2枚のメタルリングの間にグラファイトパッキンが存在していましたが、砂の様に崩れてしまいました。

見ればわかると思いますが、PHOEBUS 625、725のように引き抜くタイプです。

Fuhrmeister_nr8_spindle02
下のチューブの中に上段の状態で納まっています。
スタフィンボックスを取り去り、ピニオンを正面から引き抜きチューブの真下からラック付きクリーニングニードルを抜き取ります。
チューブ上面の3つ穴は、真ん中がニードルの通り道です。

Fuhrmeister_nr8_tankcap
圧力弁付きタンクキャップです。JUWEL 34の様にキャップの内側から分解します。
PIPホルダーは足が付いていません。(バネの上に乗っかってるだけです)バネはかなり太くしっかりした物です。相当圧がかからないと動作しないでしょうね。

Fuhrmeister_nr8_burner
PRIMUS 41 のようですが、1番の部品は固定ではなく回転します。4番の鉄製のチューブの螺子の下側が1番の底に接触することで固定されるので、オリジナルのパッキンの厚みを再現できないと大変面倒なことになります。はっきりいって面倒な極みです。PRIMUS 41 の10倍くらい面倒です。2番は燃焼皿です、鉄製で大変硬く容量もかなり大きいです。3番はアスベスト製と思われるパッキンです。4番のチューブと5番のバーナーは分解しないほうが良いかもしれません。(分解するメリットがないのと、後で蛍火に手を焼くようになります)6番はニップルですオプティマスに似ていますが、少し変わっています。7番のインナーキャップと8番のアウターキャップは、下部の淵に切り欠きがあり、5番の出っ張りに合わせてから回転させて固定します

Fuhrmeister_nr8_hubo_heater
ヒーターと風防です。しっかりとした鉄製です。

Fuhrmeister_nr8_packing
下方が新規製作のものです。

逆止弁PIP: 4.5 ( t = 2 )

タンクキャップ圧力弁PIP: 6 ( t = 2 )

タンクキャップパッキン: 19-12 ( t = 2 )

本体のパッキン(右端)は、そのまま使おうか思案中でしたが、結局使いました。

Fuhrmeister_nr8_bunkai03
洗浄、給油しておきます。

Fuhrmeister_nr8_bunkai04_2
分解の記念撮影です。

Fuhrmeister_nr8_graphite_packing
オプティマスのグラファイトパッキンが道具箱に転がっていたので試してみます。

Fuhrmeister_nr8_spindle03なんとピッタリでしたが、厚みが足りないので2枚重ねとかにしたほうが良いでしょう。

Fuhrmeister_nr8_tank_tube02
ストレーナーが見えます。(外せます)

Fuhrmeister_nr8_tank_tube
この部品が回転することによって、バーナー内のピニオンの先端がタンクに干渉することなく組み立てられるのだが、そんな機構をつけるくらいなら、組み立てた後でピニオンを挿入したほうがずっと楽なように思う。燃料タンクからのチューブは繊細なので取り扱いに注意が必要です。ちゃんとした固定用の工具で固定してから分解しましょう。

Fuhrmeister_nr8_assemble
とりあえず、部品を組み立てます。鉄製の部品の黒い色が真鍮の金色に映えます。

Fuhrmeister_nr8_burner_ura
内部に見えるのは、クリーニングニードルのラックの底辺です。

Fuhrmeister_nr8_body_ura美しいチューブですが、分解時には気を使います。

Fuhrmeister_nr8_body_omote
金色の塗装が美しいです。鉄製のバーナーと燃焼皿の対比が美しいです。

Fuhrmeister_nr8_case_another
以前購入のジャンク品のケース等が状態が良いので置き換えます。

Fuhrmeister_nr8_torisetu

ノルウェー語の取り説です。ケース蓋の裏面にあります。読めませんが、読めなくても使えます。

Fuhrmeister_nr8_handle

ジャンク品についていたネームプレートを移植してみます。
エッチングで浮き彫りになっています。(凝り過ぎです)

Fuhrmeister_nr8_assemble_ura

裏側です。バージョンによって形状が違うと思います。

Fuhrmeister_nr8_assemble_yoko

真横からです。

Fuhrmeister_nr8_assemble_ue

上からです。五徳は跳ね上げられます。

Fuhrmeister_nr8_finish

完成です。重厚です。高山へ持って行くには不向きかも。まあ昔はPHOEBUS 625を持って行っていたので、持っていけないことはないと思いますが・・・

Fuhrmeister_nr8_kyuuyu

CAMPINGOから試運転用の燃料をもらいます。燃料は灯油です。

Fuhrmeister_nr8_preheating

プレヒートします。

Fuhrmeister_nr8_burning

燃焼しました。

Fuhrmeister_nr8_burning02

5段の炎です。静かなサイレントバーナーでとろ火もOKです。

Fuhrmeister_nr8_burning_ue

上からです。熱いです

Fuhrmeister_nr8_burning_heater
ヒーター仕様です。熱くてたまらんのです。

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