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March 2013

Monday, March 25, 2013

SVEA 123 UND OPTIMUS 123R 分解整備

OPTIMUS 123R (左) と SVEA 123 (右)です。

Svea_123_and_optimus_123r
 学生の頃、 PHOEBUS 625 3台 と PHOEBUS 725 1台 を装備として使用していましたが、そのころから名前は知っていたので、日本にも相当数輸入されていたのだと思います。
 ただ、よく火達磨になるという記事が雑誌にも掲載されていたので、評判が良かったとはいえなかったようです。 後で知ったのですが、輻射熱に弱いので大きな鍋や数台まとめて使用するといった使い方をすると圧力弁から漏れて火を噴くということです。
 PHOEBUS 625 を 3台かためて大鍋で調理したりしていましたが、(実際そういう使い方も多かった)この機種ではそういった使い方は出来ません。あくまでもソロでメタクッカーのような小さな鍋やシェラカップで、湯を沸かしたり簡単な調理をしたり、暖を取ったりするための物です。小さなホエーブスにはならないので注意が必要です。

Svea_123_and_optimus_123r_bunkai01 分解します。大して手間はかかりません。 OPTIMUS 123R は、昔、鍋が欠品の物を国内でラーメン用に購入して部屋の片隅で飾りになっていた物です。 SVEA 123 の方は、アメリカから OPTIMUS 22B を購入したときに OPTIMUS 8R と共にくっついて来たものです。OPTIMUS 123R の欠品だった鍋と取っ手は別に手配しておきました。

Svea_123_and_optimus_123r_spindle
 真鍮の部品はピカピカに磨いておきます。OPTIMUS 123R の方はクリーニングニードル付きなのでニップルやスピンドルも太くなっています。クリーニングニードルの形状は独特の物です。本体チューブに分解時に使用するナットが付いていないので酷く固着すると面倒かも知れません。

Svea_123_and_optimus_123r_wigg
 ウイッグは、OPTIMUS 123R の方(下方)がたっぷりとしています。芯は真鍮製でボロボロに錆びたりしません。SVEA 123 の方(上方)は、ストレーナーが付いています。

Svea_123_and_optimus_123r_packing
パッキンは、

タンクキャップパッキン : 18-9 ( t = 2 )

圧力弁PIP : 5.5 ( t = 3 )

です。

Svea_123_and_optimus_123r_burner
 バーナーヘッド です。OPTIMUS 123R (左方) より SVEA 123 (右方)の方が質感が高いです。

Svea_123_and_optimus_123r_penta_wre
 イーベイで OPTIMUS 用のペンタレンチを購入したので、タンクキャップの分解は簡単になりました。( 五角であって六角 (ヘキサ) ではありません )

Svea_123_and_optimus_123r_metal_rin
 スピンドルに挿すメタルリングには方向があるので注意が必要です。凹みのある方が、グラファイトパッキンの方に向いていなければいけません。

Svea_123_and_optimus_123r_assemble
 OPTIMUS 123R (右方) と SVEA 123 (左方)です。バーナーチューブの形状の違いで、どちらか判断できます。真鍮のタンクは、白ガス専用の注意書きのシールのある無しが違いですが、ライダーたちも使いたそうなストーブなので、自動車用のガソリンも使えれば良いのにと思います。

Svea_123_and_optimus_123r_brass SVEA 123 (左方) と OPTIMUS 123R (右方) の五徳 兼 風防です。OPTIMUS 123R の継ぎ目の工作が粗いです。

Svea_123_and_optimus_123r_kansei
輻射熱対策もかねて風防内側のプレートも外してピカピカに磨いておきます。キーの形が違いますね。

Svea_123_and_optimus_123r_burning
耳につく轟音で燃焼します。オプの方がシャリシャリというような機械音の様な音がします。

Svea_123_and_optimus_123r_burning02
上からの図です。なぜか他の筒ストーブより、タンク等がすごく熱くなります。

Svea_123_and_optimus_123r_boil
付属の鍋だとすぐに、沸騰します。小さいので、ミニラーメンが良さそうですね。ハンドルはとんでもなく熱くなるので外しておきましょう。COLEMAN No.1 のハンドルなんか比べ物にならないくらい熱くなります。

Svea_123_and_optimus_123r_02
収納します。アルミの鍋 兼 蓋をかぶると、まるで虚無僧のようです。

Wednesday, March 20, 2013

MEVA TYP 2140 分解整備

MEVA TYP 2140 です。

Meva_2140
ハンマートーンの美しい筒ストです。付属品は一式あるようです。

Meva_2140_yoko
レバーを右にスライドさせて点火する変わったストーブです。

Meva_2140_open

表面は汚れていますが、タンク内は、すごくきれいです。

Meva_2140_bunkai
分解しました。ウイッグはアルコールランプ用の物みたいです。

Meva_2140_bunkai02
清掃、給油 しました。チェコスロバキア製の文字が目を引きます。フレームリングは鉄製です。

パッキンは、どれも薄手のものです。

タンクキャップパッキン: 17-12 ( t = 1)

圧力弁PIP: 4 ( t = 2)

タンクとバポライザー接合部: 17-12 ( t = 1)

です。上の二つはニトリルゴムで、下の物はノンアスのシートで作成しました。

Meva_2140_spindle
軸がスピンドルを兼ねているので、レバーによるオペレーションが可能になっています。
レバーをスライドさせるとスピンドルが緩んでタンクからのガスが 1番の穴から中空のスピンドルの内部を通って 2番のニップルの先から噴射される仕組みです。

Meva_2140_gpacking
付属品は揃っているのに、ここの可塑性のパッキンが欠品でした。グラファイトパッキンかアスベストのロープを黒鉛で煮たものだったのか判りませんが、とりあえずグラファイトパッキンテープを詰めておきます。

Meva_2140_kansei
完成しました。一つ一つの部品がしっかりしています。

Meva_2140_fuel
付属の小さな漏斗で燃料の補給します。JEN PRO BENZIN ガソリン専用です。

Meva_2140_kansei02完成です。下の蓋は、JUWELのように、はまっているだけでなく側面の筒ごと中のストーブを押さえつけている構造になっているので半端なく固いです。

Meva_2140_burning02自然加圧式なので、少しづつ勢いづいていきます。

Meva_2140_burning
無事燃焼しました。

Meva_manual01おまけです(表)右ページの黄色い部分は上下逆転しているのでは?

Meva_manual02
おまけです(裏)

Tuesday, March 19, 2013

ARARA 37 分解整備

ARARA 37 です。最近は円安なので輸入する趣味は不利ですね。

Arara37_cap
折れ曲がったハンドルが特徴的です。第二次大戦のドイツ軍の軍用品らしいです。

Arara37_body錆などで長い年月を感じさせます。

Arara37_tank
CTR15 ってなんでしょうね。

Arara37_open
錆だらけです。ブリッカーは紙に包まれていますが、針は付いていません。

Arara37_bunkai
部品点数が少ないので分解はいたって簡単です。

Arara37_bunkai02
洗浄と給油をします。バーナーヘッドは真鍮製ですが、プレートは鉄製です。タンクキャップは亜鉛製で、圧力弁の蓋は真鍮製です。

タンクキャップ:18-10 ( t = 2 )

圧力弁PIP: 6 ( t = 3 )

圧力弁PIPは、6.5の方が良さそうです。

Arara37_assemble
折れ曲がったハンドルや、バーナーヘッドの鉄と真鍮の組み合わせやタンクキャップの亜鉛と真鍮の組み合わせが結構良いですね。

Arara37_burning02
アルコールでプレヒートしますが、本当はガソリンでプレヒートするのでしょうね。
タンクのプレヒートの溝は浅い物です。

Arara37_burning自然加圧式らしく徐々に調子づいていきます。錆びた感じも良いです。

Saturday, March 02, 2013

COLEMAN NO.1 CANADA

COLEMAN NO.1 STOVE です。船便で来ましたので、鉛筆を研ぐ暇は十分ありました。

Coleman_no1_case
"Coleman" の文字がケースに有ります。

Coleman_no1_case_yoko
ネットで見かける物は、ふたを固定するクリップは真ん中に一つですが、これは、両側に2つあります。COLEMAN NO.2 に比べて少し厚みがあります。ふたの右端が曲がっています。後でプライヤーで修正します。

Coleman_no1_meiban
CANADA ヴァージョンのようです。社名に"Ltd"が入っているのと"Stove"ではなく "Cooker"となっているのが、違いとなっています。

Coleman_no1_hasonテーブルトップのヒンジが折れていました。

Coleman_no1_repair
1、右のヒンジに負担がかかっていたので、折れている左側のヒンジをロウ付けしておきます。あまり上手くありませんが、丈夫に付いたので良しとしましょう。

Coleman_no1_openタンクはシルバーです。 COLEMAN NO.2 が上から下へ垂直にバーナーが降りてくるのに対して、COLEMAN NO.1 は、右下のレバーを引くことによって、左上からスイングするように降りてきます。(ロックする機構は無いようです。)

Coleman_no1_bunkaitejyun
ヴァポライザーからタンク周りの分解法です。

1、中央のナットを緩めておきます。

2、ヴァポライザー直下のナットを向こう側へ押して緩めます。(要バーナー)

3、タンクを固定している割りピンを外しタンクを分離します。

4、燃料チューブを反時計回りに回してタンクから外します。

ヴァポライザーは、大きなバネでとまっているだけですので手で取れます。
組み付けはこの逆の手順です。

Coleman_no1_burnerサブバーナーの制御の金具が固着していて大変苦労しました。バーナー周りは、錆アンド固着の連続でした。

Coleman_no1_sub_berner_ben

1 の穴 と 2の穴 を 3のピンで繋いで固定する構造です。

Coleman_no1_burner_up
COLEMAN NO.2 はレバーを引っ張ってサブバーナーを制御していましたが、
COLEMAN NO.1 は、レバーを回してサブバーナーを制御します。
1 の金具の穴と 2 のバーナーの穴の位置が一致したときにサブバーナーにガスが流れる仕組みです。レバーの"L字"が垂直方向(上か下)を向いているときが全閉位置で、水平方向(右か左)を向いているときが全開位置です。

Coleman_no1_gotoku
五徳は、Prentiss-Wabers プレンティス ウエイバース の物にそっくりです。

しかし、他に資料がないのでなんとも言い様がないです。

Coleman_no1_key_chain
キーのデザインは、 COLEMAN NO.2 のものと異なっています。チェーンは共通のようです。

Coleman_no1_vapoヴァポライザーの内部です。ここは、COLEMAN NO.2 と共通のようです。

Coleman_no1_strainerストレイナーです。COLEMAN NO.2 の物は真鍮のメッシュでしたが、これは、アスベストのようです。

Coleman_no1_parts_silver部品に銀色の塗料が残っていましたので。タンクから燃料チューブまでは、シルバーで塗装されていたようです。

Coleman_no1_bunkai

ばらした記念写真です。

Coleman_no1_parts_oomono

バーナーヘッドは真鍮製です。五徳もワイヤーブラシで磨いておきます。脚やレバーは大まかに錆取りした後ホルツのサビチェンジャーで処理します。

Coleman_no1_parts_tankタンク周りの部品も塗装します。タンクも錆のあるところの錆除去して部分塗装します。ヒンジは塗っておきます。

Coleman_no1_parts_burner
鉄の部品も真鍮の部品も錆取り後、潤滑浸透剤を塗布しておきます。(どぶ付けです)

Coleman_no1_case_tenkai
錆取りとホルツのラストコートで処理するために展開した様子です。
オーブンの扉の止め具が COLEMAN NO.2 の物と同じです。ネットで見るCOLEMAN NO.1 の物は、直線のカンヌキです。テーブルトップにキーレストの穴が設けられたりもします。出品者が、1924年製造といった根拠はこういうところでしょうか?

Coleman_no1_assemble
部品を組みます。真鍮のバーナーヘッドが良いですね。バーナーヘッドの中央にワッシャーがあるのが、 COLEMAN NO.2 との違いのようです。ヴァポライザーは押さえとバネを取り付ける必要があるので再分解が必要です。

バーナー部の組み立ての順番は厳格です。これ以外の方法は部品が干渉して無理です。

1、右サイドのレバーと本体に接続するバー(短い方)を組み付ける。レバーが上側(バーナー側)バーが下側(ケースの底側)です。

2、右サイド(メイン)のバーナートップを組み付ける。

3、サブバーナー制御用の金物とL字の棒を接続してバーナー内に入れる。

4、左サイド(サブ)のバーナートップと本体に接続するバー(長い方)を組み付ける。

Coleman_no1_eco_clean
当時の広告には、"Burns common motor gasoline."とあり、普通の自動車用のガソリンが使えるとの説明ですが、1924年当時の自動車用のガソリンと現在の物とは添加剤の種類も違うでしょうからホワイトガソリンを使用した方が無難でしょう。
今回は、コールマンの純正燃料です。日石の白ガスが底をついたのとコメリで一缶500円だったので買ってみました。危険等級2だそうですが、フルプライスで買うと財布への危険等級は1ですね。まあ防錆剤が入っているらしいので・・・

Coleman_no1_fuelタンクの横に燃料のキャップがあるので、専用の漏斗があるのかと思っていましたが、どうやら写真の様に横に倒して燃料を入れるのが作法のようです。当然逆止弁のバルブの螺子は全閉位置です。荒っぽいです。

Coleman_no1_vapo_assemble
ヴァポライザーの組み方でポイントになるのは、7つの鉄の棒の挿入です。鉄の棒を3つほど掴んで、中央の真鍮の芯が曲がっていてヴァポライザーのチューブとの距離が狭くなっている方に、中央の真鍮の芯を引き上げながら挿入します。あとは残りの4本を隙間に入れていけばOKです。

Coleman_no1_valve_2
レバーの"L字"が垂直方向(上か下)を向いているときが全閉位置で、水平方向(右か左)を向いているときが全開位置です。

Coleman_no1_kansei完成です。バーナーヘッドが菌色に輝いています。

Coleman_no1_key_rest
COLEMAN NO.1 には珍しくキーレストが設けられています。( 形状は、COLEMAN NO.2 と違っています)

Coleman_no1_kansei_tabletop
1、キーチェーンがテーブルトップのタンク側の右端に固定されます。COLEMAN NO.2 はキーレストの傍に固定されているので、チェーンが邪魔になりませんでした。

Coleman_no1_burning_ue
米寿のストーブですが、全く問題なく燃焼しました。

Coleman_no1_burning_yoko
後期高齢ストーブとは思えないほどに強く燃焼します。

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